下肢静脈瘤について

ごあいさつ  〜血管外科 土肥俊一郎〜

 専門は心臓血管外科にて静脈瘤に対しても古典的治療から始め20年弱の診療経験を有します。

 また静脈瘤に対する血管内治療に関しては三原土肥病院に於いて地域に先駆け2012年1月より保険適応の下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術を開始し、症例数も500肢近くを数え下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の実地基準による指導医を取得しています。
尾三地域の日帰り下肢静脈瘤血管内治療に関しては随一の症例数と自負しており、最近では島根県、岡山県など隣県からの患者さんも数えるようになりました。

 2014年12月には次世代の血管内治療で、それ以前の血管内治療に比べ術後の痛みや皮下出血が格段に少ないと期待されている高周波(ラジオ波)血管内焼灼術を広島県東部で初めて開始しました。

 地域の静脈瘤診療のリーディングフロンティアとして今までの豊富な治療経験を生かし、皆様が安全かつ負担の少ない最新の治療を受けていただけるよう誠心誠意診療させていただきますので是非お気軽にご相談ください。

下肢静脈瘤 日帰り血管内治療のご紹介 ムービー    2017/1/25      NEW!!

下肢静脈瘤の実際の見た目はどのようですか?

くもの巣状

くもの巣状

網目状

網目状

側枝型

側枝型

伏在型

伏在型

下肢静脈瘤には上記のごとく4つのタイプがあります。左が軽症例で右に行くほど重症例となります。

くもの巣状静脈瘤と網目状静脈瘤はほぼ見た目の問題で気になる方は後述する注射のみの硬化療法を外来にて行います。

右側の
側枝型静脈瘤の一部、伏在型の静脈瘤に関しては見た目以外のほかの症状を伴いますので、後述する血管内治療などを行う必要があります。  

下肢静脈瘤ってどんな病気?

下肢静脈瘤とは立った時に足の血管がこぶ(瘤)のように浮き出ている状態のことをいいます。足は第二の心臓と呼ばれ足の静脈と筋肉によるポンプ作用により上手に心臓へと血液を送っていますが、このメカニズムがうまく働かない場合下肢静脈瘤になります。

足で使い切った静脈内の汚れた血液は通常重力に逆らって心臓へと上むきに帰って行きますが、血液が再び下へと降りて行かないように静脈の中には弁が付いています。この弁が壊れることによって足に汚れた血液が逆流し、その結果足は汚れた血液で溢れかえり静脈がこぶのように膨らんでしまうのです。

下肢静脈瘤は良性疾患ですが見た目以外にも以下に述べる多彩な症状を引き起こすため、患者さんの日常生活に負担をかけている場合が多々有ります。 

下肢静脈瘤ってどんな病気?

 

下肢静脈瘤の症状は?

皆さんが下肢静脈瘤に初めて気付くのは足をよく見てみたらこぶがあった、もしくは他人よりこぶがあるよと指摘された場合などではないでしょうか。また以前よりこぶがあるけど放置していたというのもよくあります。

下肢静脈瘤は見た目以外にも以下に挙げるような多彩な症状を合併し、患者さんの日常生活に悪影響を及ぼします。
日中座っていたり立っていたりすると常に汚れた血液が下肢に溜まってしまうため、下肢静脈瘤の症状は夕方から夜にかけて悪化します。

また皮膚表面からはこぶがはっきりしなくても、実際にエコー検査をしてみると皮膚の下の見えないところにたくさんコブがあり静脈が逆流している場合も多々有ります。気になる方は一度診察を受けられてください。

どんな人がなりやすいの?

下肢静脈瘤は、40歳以上の女性に多く認められ、年齢とともに増加していきます。

日本人では全体で約1割=10人に1人(男性4%、女性12%)に認められ、患者数は1000万人以上と推定されます。

また、出産経験のある女性の2人に1人が発症するとも言われており、下肢静脈瘤はまだまだ認知はされていませんが実は身近な病気なのです。立ち仕事、特に1ヶ所に立ってあまり動かない仕事(調理師・美容師・販売員など)は男性でも発症しやすく、特に1日10時間以上立っている人は重症化しやすい傾向にあるので注意が必要です。 


下肢静脈瘤の危険因子 

高齢者女性
家族に下肢静脈瘤(遺伝)
妊娠
出産歴
立ち仕事
肥満
便秘

                                クリック>>このページの先頭へ戻る

下肢静脈瘤は放っておいてもいいの?

下肢静脈瘤は命にかかわる病気ではありません。動脈瘤のように破裂したりまた血栓が血流に乗って脳梗塞や心筋梗塞をおこしたり、足を切断することになったりはしません。

しかしながら放置しておいて自然に改善することはなく、時間の経過とともに徐々に悪化していきます。足の静脈が逆流するのは機能的な異常なのでお薬などの内服では決してよくなることはありません。下肢静脈瘤は重症化すると湿疹や脂肪皮膚硬化症などの『うっ滞性皮膚炎』を合併しさらに悪化すると『潰瘍』となります。

重症化して皮膚の色が変わったり(色素沈着)硬くなったり潰瘍を起こしている方はもちろん治療が必要ですが、回復が長引いたり皮膚炎の跡が残ることが多いですので特にお若い40~60歳台の方こそ早めの診察、治療をお勧めします。


下肢静脈瘤の治療が必要な3つの場合 

うっ滞性皮膚炎
症状があってつらい
見た目が気になる

知ってください 下肢静脈瘤のこと

http://www.think-vein.jp にて下肢静脈瘤に関するさらに詳しい情報が掲載されています。

知ってください 下肢静脈瘤のこと

医院概要

みはらえきまえクリニック
〒723-0014
広島県三原市城町1丁目8番7号

TEL:0848-63-5000
FAX:0848-63-5004